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防災ワークショップ リアルケースから学ぶ大規模自然災害と介護事業

その他

防災ワークショップ
リアルケースから学ぶ大規模自然災害と介護事業

もしも夜勤中に、建物の一部が壊れるほどの大きな地震に見舞われたら、
あなたはどうしますか?

2016年4月、熊本県益城町を中心に震度7級の2回の地震と50回を超える余震が発生し、死者273人、死傷者2,809人という大きな被害がでました。この地震で高齢者施設の半数以上が建物に被害を受けました。

地域一帯が被災し、ライフラインが絶たれる状況下で、介護従事者は利用者と地域の高齢者の命を守るために何日も奔走したといいます。

首都直下地震や南海トラフ地震や多発する水害のリスクは、コロナ禍との闘いで消耗している今現在も遠のいてはいません。熊本地震の経験者からは防災対策としてイメージトレーニングの必要性が指摘されています。

そこで、この度、慶應ヘルスサービス研究会とのコラボレーションで、介護×防災のイベントを実施することになりました。

当日は、熊本地震で被災した小規模多機能ホームをモデルとしたケースを読み、当事者の立場で意見交換し、介護従事者が被災時に直面する課題について体験的に学びます。
また熊本地震の被災事業所の経営者から、その経験と日頃の備えについてのお話を伺い、明日からの防災につなげます。
※令和3年度介護報酬改定では、すべての介護事業者に、業務継続に向けた計画等の策定や研修の実施等が義務付けられました(経過措置期間3年)。

タイムライン

18:30- 開場 ケース配布
19:00- 開催趣旨説明
    司会 慶應義塾大学 環境情報学部教授 秋山美紀
19:10- リアル防災ワークショップ
    〜熊本地震で被災した小規模多機能ホームの事例より〜
    進行 慶應義塾大学院 政策・メディア研究科特任講師  伴 英美子
20:10- 講演「震災経験から学ぶ介護現場の防災」
    有限会社せせらぎ 代表 高橋 恵子
20:40- クロストーク
    コーディネーター:成蹊大学 文学部現代社会科学教授 渡邉大輔
    参加者:高橋恵子、秋本可愛、伴英美子
21:20- クロージング
21:30  終了 

登壇者情報

■高橋 恵子 たかはし けいこ
有限会社せせらぎ 代表取締役

看護師として病院勤務する中、入院する高齢者への対応に疑問を感じ平成12年8月有限会社せせらぎを設立。介護サービス事業を運営する傍ら、自らの経験を元に「介護従事者にも教育と研究が必要」と各地域での講演活動をはじめ幅広く活動。また熊本地震での災害の怖さ、支援の素晴らしさ、備えの必要性などを発信するために執筆活動など精力的に活動中。

看護師/介護支援専門員/介護福祉士/社会福祉主事/熊本県認知症介護指導者/認知症ケア専門士(上級)/etc…

■秋山 美紀 あきやま みき
所属:慶應義塾大学 環境情報学部教授
専門:健康情報とコミュニケーション、公衆衛生、疫学、健康政策
地域コミュニティにおける住民参加型の社会課題解決を目指した実践的研究に取り組む。山形県鶴岡市では公共図書館を拠点に住民がつながり学ぶ場「からだ館」を2007年より運営している。

■伴 英美子 ばん えみこ
所属:慶應義塾大学大学院 政策・メディア研究科特任講師
   一般社団法人ユガラボ理事
専門:産業組織心理学

介護療養型医療施設に勤務する傍ら、介護従事者向けの防災やメンタルヘルスの教材開発や教育、看護介護人材へのキャリアアドバイス、多世代コミュニティの研究、ソーシャルメディアを活用した自殺対策に関する研究等に取り組む。2016年ゆがわらっことつくる多世代の居場所の開設にかかわる。

■渡邉大輔 わたなべ だいすけ
所属:成蹊大学文学部現代社会科学教授
専門:社会学、社会老年学

高齢期における社会参加や就労、介護予防、生活時間、ライフコースなどを専門とする。武蔵野市などで健康福祉や地域包括ケアシステムの政策策定や推進にもかかわっている。

開催概要

日時:2023年2月17日(金) 19:00〜21:30(開場18:30)
開場:social hive HONGO 4Fイベントスペース
東京都文京区本郷3-40-10 三翔ビル本郷4F 

チケット料金:無料
定員:20名

申し込み

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※申し込み受付はワークショップ当日の17時まで。
 開催についてご不明点がございましたら遠慮なくお問い合わせください。

主催:慶應ヘルスサービス研究会(HSR)
科研費基盤研究(C)「介護事業所における大規模自然災害対応に関する研究と教育プログラムの開発」(19K02246)(研究代表者:慶應義塾大学・伴英美子)

共催:KAIGO LEADERS