介護リーダーの仕事術 #02 – 現場を巻き込む介護リーダーのあり方

あなたは、リーダーになりたいですか？
リーダー職についているあなたは、この先も今のチームでリーダーを続けていきたいですか？

介護職の仕事の悩みとリーダーに求める力についての意識調査によると、スタッフがチームリーダーに求める力の1位は「指導力」でした。しかし、介護現場のチームリーダーが一番悩んでいることは、「部下・スタッフとの人間関係・コミュニケーション」という結果に。
スタッフがチームリーダーに求める資質とリーダー自身が重視する能力に違いがあることがわかりました。

リーダーが人間関係やコミュニケーションに悩むということは、それだけ、「共に働くメンバーを大事にしたい」という想いがあるからではないでしょうか。そしてそれは、リーダーとして、介護職として、ご利用者の生活や日々のケアを真剣に考え、取り組みたい課題があるからなのだと思います。

9月より新たに始まった「介護リーダーの仕事術」では、介護現場で具体的に結果を出してきたリーダーたちがゲストとして登壇します。リーダーに挑戦したくなるような、また、リーダーとしてのこれからの目標が見つかるような、ヒントが見つかる学びの場です。

第2回のゲストは、メディカル・ケア・サービス株式会社 認知症戦略部部長の杉本浩司さん。

杉本さんは、特別養護老人ホームや訪問介護事業所で介護福祉士、施設長として勤務を経験されてきました。
できないことができるようになるだけでなく、その人らしい“新しい当たり前”が見つかる場所にしたいと、ケアの変革に取り組まれています。最近では、全国約290の事業所に「MCS版自立支援ケア」を導入し、認知症の周辺症状改善率約85%など、さまざまな成果を上げています。