【祝4周年!】今を生きる私たちの、贅沢な学びの場、PRESENTの4年間の学び。(まとめ)
今を生きる私たちの 欲張りな学びの場、PRESENT。
2025年に向け、私たちは何を学び、どんな力を身につけ、どんな姿でその時を迎えたいか。
そんな問いから生まれた”欲張りな学びの場”「PRESENT」。
2015年5月23日、第一回目を開催してから4年。
延べ1,500名を超える方と共に、超高齢社会をよりよくするための視点を学んでまいりました。
PRESENTでは、業界内外のトップランナーをお招きし、上質な学びの場を提供することを目指しています。
一方的な講義ではなく、参加型・対話型のプログラムとなっており、ここでの出会い・つながりも、貴重なものになります。
また、参加者の皆さんに学びを楽しんでいただけるように、会場の装飾やお食事・飲み物にもこだわり、学びや対話が深まるデザインも特徴の一つです。
PRESENTの4年間の学び
5年目を迎えるPRESENTはこれからも様々な学びの場をつくり、皆さんと一緒に学んでいきたいと考えています。
4周年を機に、これまでの学びを一度振り返り、まとめてみたいと思います。皆さんの学びの一助になれば幸いです。
PRESENT_01 武藤真祐 2025年問題への突破口!現場からイノベーションは起こせるのか。
介護そのものにイノベーションが起きるかと問われると、僕は難しいと思います。
イノベーションを起こしたいのであれば、年齢、経験や思いなど様々なバックグラウンドを持つ人が集まって、その中で発火するものをつくることが大切。
記念すべき第一回のゲストは、医療法人社団鉄祐会 祐ホームクリニック 理事長・院長 武藤 真祐さん。
大きな課題に直面する介護業界において、その後のPRESENTの学びにもつながるイノベーションを起こすための視点を学びました。
REPORT:「介護にイノベーションを起こすのは難しい。」医師 武藤真祐氏が語る2025年に向けた一歩とは。
PRESENT_02 志村真介ダイアログで介護は変わるのか?
人を視る力、人との関わり方、人への興味や好奇心をお互いに持ち合う。
そのような人を増やすため、私たちは暗闇の中でこれに挑戦しています。
第二回のゲストは、ダイアログ・イン・ザ・ダーク・ジャパン代表の志村 真介さん。
介護・対人援助の場で必要不可欠な“対話”について、深く学ぶ機会となりました。
REPORT:「介護をする人も、介護をされる人も温かい」ダイアログ・イン・ザ・ダーク・ジャパン代表 志村真介氏が語る対話の可能性
PRESENT_03 堀田聰子 地域包括ケアシステムって結局、何?
地域包括ケアには、「こうあるべき」という答えがある訳ではない。
大切なのは、「問い続ける」ということと、「未来は絶対に自分たちで拓く」ということ。個人の幸せの後ろには家族があって地域があり、その幸せというのは、自分たちにしか答えはありません。自分たちが自分の幸せがどういうことなのかを考え、シェアし続けていくことが大切です。
第3回のゲストは、慶應義塾大学大学院 健康マネジメント研究科教授の堀田 總子さん
これからの介護・地域コミュニティを考える上で重要となる、「地域包括ケアシステム」について学びました。
PRESENT_04 加藤忠相 全員参加型の地域づくりって、どうやるの?
お年寄りを要介護者にするのではなく、我々の仕事は社会資源にすること。介護職員は、地域包括ケアをしていくために、どんどん地域に出て行く必要があるんです。
お年寄りが何かをしてもらう対象になるのではなく、お年寄りの力を使って地域で何をするのか、それをつくっていくのが僕らの仕事なんです。
第4回目から6回目は、「地域包括ケアの実践事例」をテーマに、地域での実践者をお招きしました。
第4回目のゲストは株式会社あおいけあ代表の加藤 忠相さん。
あおいけあでの実践から、介護職の本当の役割について考えるきっかけを頂きました。
REPORT:高齢者のお世話は介護じゃない。誤解だらけの「介護職」の本当の役割とは?
PRESENT_05飯田大輔 “福祉”って何?地域の声からうまれる新たなカタチ
福祉の仕事って、僕は10年後20年後の地域の風景をつくっていく仕事だと思っています。
複雑な社会や人の営みを1つ1つ紐解いて、整理してあげる、整えてあげるのが地域の課題を解決するために重要だと思います。
第5回目のゲストは、社会福祉法人福祉楽団理事長の飯田 大輔さん。
従来の福祉の概念に囚われない様々なアクションとその背景にある思想について教えてもらいました。
REPORT:「福祉は10年後20年後の風景をつくる仕事」福祉楽団・飯田大輔の目に映るこれからの 福祉の姿。
PRESENT_06 雄谷良成 地方じゃないと無理なの?Share金沢に学ぶ都市型コミュニティの可能性
その地域の人たちが、いかに自ら主体性を持っていろんなものに関わっていくか、ということを考えるのが大切なんだと思います。
人と人がつながり、かかわりあう街をどうつくるか?私は都会だから田舎だからとかは関係ないと思っています。人と人がいるところであれば必ずできる。
第6回のゲストは、社会福祉法人佛子園 理事長 の雄谷 良成さん。
様々な人が集い、共に支えあいながら、“ごちゃまぜ”に過ごすShare金沢のお話を伺いました。
REPORT:幸せは、人から人へ伝播する。Share金沢に学ぶ、「幸せ」が広がる住民主体の街づくり。
PRESENT特別編:これからの地域の健康づくり
病院や介護施設に行かなければ始まらない医療・介護はやめましょう。
それは社会生活から分断したところで提供する非日常的なサービスです。わたしは、医療・介護を日常のものにしたい。
カカクコムと共催で行ったPRESENT特別編では、株式会社ミナケア代表の山本 雄士さんをお迎えし、医療・介護のこれからのあり方を学びました。
REPORT:後手に回る医療・介護はもう止めにしよう。株式会社ミナケアが挑む破壊的イノベーションとは?
PRESENT_07 武内和久 IT・テクノロジーで日本の介護はどう変わるの?
介護業界の若い世代の人たちには、「何とか生き延びていく」という発想ではなく、「介護から新しい価値を発信する」という視点を持っていただきたいです。
「介護にかかわることが、人間としてものすごく意味のあることなのだ」という流れを作っていってほしい。
第8回からのテーマは、IT・テクノロジー×介護。
初回として、アクセンチュア株式会社公共サービス・医療・健康本部 マネジング・ディレクター(当時)の武内 和久さんをお迎えし、IT・テクノロジーの進展が、介護の世界にもたらす影響を考えました。
REPORT:「厚労省室長」というキャリアを捨てた武内氏から見た介護業界の課題と解決策
PRESENT_08 鹿野佑介 松瀬啓祐『介護』の選択を変える。社会情報のプラットフォームが作る未来とは?
「ITで何をするか」ということを考えるよりも、「こういうことをしたいんだ」とか「こういうことを変えていきたいんだ」という現場でのニーズや課題をみなさんと一緒に考えていきたい。
第9回では、ITの力で介護の未来を変えようとする実践を伺いました。
株式会社ウェルモCEO 鹿野佑介さん、株式会社カカクコム(当時) 松瀬啓祐さんに「社会情報のプラットフォーム」をテーマにお話をしていただきました。
REPORT:ITのチカラで介護をアップデートする。 ITと介護の新しい関係性。
PRESENT_09 中西 敦士 排泄ケアを問い直す!テクノロジーが生み出す介護の次なるスタンダード
排泄の悩みを改善することで、すべての人が、以前と同じ生活を続けたまま納得した人生を生き生きと楽しめる世界へ!
そんなことを目指しています。
第9回のゲストは、排泄予測デバイスDFreeを開発するトリプル・ダブリュー・ジャパンの中西敦士さん。
世界も注目するDFreeの可能性は、会場の皆さんの注目を多く集めていました。
REPORT:排泄予測デバイスDFreeで全ての人をハッピーに!「介護×テクノロジー」の可能性を探る。
PRESENT_10 下河原 忠道 認知症を “未知のもの”にしない!VR×介護で創る 認知症にやさしい社会
認知症VR体験を通して、「もしかしたら、この人は認知症かもしれない」とか「自分に何かできることはあるか」と考えて動ける人も増えていく。
そして、そのような人たちがもっと増えていけば、社会が変わると思っています。
第10回目のゲストは、株式会社シルバーウッド代表の下河原 忠道さん。
100名の参加者が認知症VRを体験し、「一人称」で認知症を体験する貴重な機会となりました。
REPORT:その体験が、私たちの“当たり前”を壊す。「VR×認知症」で探るこれからの社会のカタチ。
PRESENT_11 山崎亮 コミュニティデザインから学ぶ。 地域を巻き込む”参加”のチカラ
「地域包括ケア」とか「福祉」というテーマは、とても正し“すぎる”んです。
とても大切で、素晴らしいことなのですが、残念ながら、美味しそうでも、楽しそうでもないんです。「感性」には響かない。
第11回~第14回は、幅広いテーマでトップランナーから学ぶ場をご用意しました。
第11回のゲストは、studio-L代表 コミュニティデザイナーの山崎亮さん。
「コミュニティデザイン」という視点から、住民主体の地域づくりを学びました。
REPORT:楽しさなくして参加なし。地域をつくるコミュニティデザインとは?
PRESENT_12 中原淳 はじめてのチームリーダー入門!一人ひとりが力を発揮できるチームのつくり方
リーダーになるということは、「生まれ変わり」が必要だということ。
それまでは、「業務の達人」だった状態から「マネジメントの初心者」になるんです。
第12回は企業・組織における人材開発の第一人者・立教大学経営学部の中原 淳さんに、「リーダーシップ入門」と題し、若き介護業界のリーダーや、リーダーの卵たちにお話をしていただきました。
REPORT:これからの時代に求められるリーダーとは? フィードバックで学ぶ、チームを活かす“リーダー力”
PRESENT_13 佐々木 淳 これからの医療と介護をつくるのは誰だ!? 次世代に告ぐ、在宅医の覚悟
高齢社会は誰の問題でしょうか?日本政府の問題でしょうか?日本に暮らす私たち一人ひとりの問題なのだという意識を持ってもらいたいです。
チャレンジングな提案がなく、誰もリスクをとらないまま崖っぷちに向かって行ってしまいます。だから、なんでもいいので小さな行動を起こしてほしい。行動しないと未来は変わらない。
第13回のゲストは、医療法人社団悠翔会 理事長の佐々木 淳さん。
ご自身のこれまでの挑戦のエピソードを軸に、超高齢社会の課題に挑戦するための視点とエールを頂きました。
REPORT:「超高齢社会を‟明るい社会”と今のままで、言えますか?」 在宅医療のパイオニアの挑戦に学ぶ、これからの地域社会の在り方。
PRESENT_14 青野慶久 多様なメンバーで最高のパフォーマンスを!サイボウズから学ぶチームのつくり方
大事なのは働き方改革というより働き方の多様化です。
何かを変えるのではなく100人いれば100通りの働き方を用意し個性に合わせるのです。
社会全体でも注目を集める「働き方」に焦点を当てた第14回では、「100人いれば100通り」の人事制度を展開するサイボウズ株式会社代表の青野 慶久さんにお話を伺いました。
REPORT:サイボウズはどのように「100人100通りの働き方」を実現したのか。青野社長の仕掛けた「制度」と「風土」の働き方改革。
PRESENT_15 佐々木圭一 介護の未来を“コトバ”でつくる 「伝え方が9割」の著者に学ぶ、心を動かす伝え方
伝え方はセンスではなく、技術。誰でも学ぶことができるんです。
料理にもレシピがあるように、伝え方にもレシピがあります。
第15回は、ベストセラー「伝え方が9割」の著者、コピーライターの佐々木 圭一さんをお迎えし、「伝え方」について学びました。
PRESENT_16 秋山美紀 「コミュニティヘルス」ってなんだろう? “つながり”が紡ぐ、新たな「健康」のカタチ。
これからの社会では、健康を客観的に考える時代から、「たとえ病気や障害があっても、自分なりに幸せに過ごせるためにどうすればよいか」と、健康を主観的に考える時代へと変わっていきます。
コミュニティでの人と人とのつながり、支え合いというものが生まれることによって、皆が主観的に健康だと思えるような社会が理想なのではないかなと思っています。
第16回目は、慶應義塾大学環境情報学部教授の秋山 美紀さんをお迎えし、「コミュニティヘルス」という観点から、健康と地域の関係性を学びました。
REPORT:超高齢時代の健康を支えるのは、“つながり”の力。 秋山美紀さんに学ぶ「健康×コミュニティ」の可能性。
PRESENT_17 高山義浩 私たちは「多死社会」をどう描く? 医療と介護が支えるよりよい人生の終わり方。
戦闘、空襲、原爆、貧困などの命がけの苦難を乗り越えた方々が、いま死を迎えるにあたって再び命と向き合う。
そんな方への敬意と、命を語り合う姿勢を私たちの世代が持っておかないと、こちらの自己満足による看取りケアになりかねない。
“過度な延命なんて”、“胃ろうなんて”、などと安易に決めつけてはいけないんです。
第17回目のゲストは、沖縄県立中部病院感染症内科・地域ケア科 医長の高山 義浩さん。
高齢化の進展により、急増する「看取り」に向けて、私たちが考えるべき視点を学びました。
REPORT:2030年、約160万人が亡くなる「多死社会」をどう描く?命と向き合い、自己満足の看取りケアから脱却する。
PRESENT_18 矢田明子 まちのなかに飛び出そう。コミュニティナースと考える新しい専門職のあり方。
医療や介護に関わる人からは「こうした方がいい」という意見が出ますが、それ以前に「あなたがやりたいことは何?」と問いかけたい。
必要だからではなく、「やってみたい」「こうしたい」という気持ちを優先してもいいのではないでしょうか。
第18回のゲスト、Community Nurse Company株式会社代表 矢田 明子さんからは、街に飛び出す専門職・コミュニティナースの実践から、専門職の可能性を学びました。
REPORT:「看護師は病院や医療現場で働く。」そんな当たり前を問い直した、コミュニティナースと考える新しい専門職のあり方。
PRESENT_19 江崎 禎英 「常識」や「アタリマエ」を塗りかえろ!“スーパー官僚”に学ぶ令和時代のつくり方。
誰もが健康長寿を願いそれが実現されれば社会は必然的に高齢化します。
長年にわたる人類の夢が実現しつつあるのに、なぜネガティブなイメージを持つのでしょう。
超高齢社会に合わせて、私たちの考え方を変えていく必要があります。
令和初のPRESENTとなった第18回では、経済産業省 商務・サービスグループ 政策統括調整官 兼 厚生労働省 医政局 統括調整官の江崎 禎英さんをお迎えし、新たな時代に私たちが持つべき視点を一緒に考えました。
REPORT:「常識」や「アタリマエ」を塗りかえろ!“スーパー官僚”に学ぶ令和時代のつくり方。
2025年に向け、私たちは何を学び、どんな力を身につけ、どんな姿でその時を迎えたいか。
これまでの4年間、私たちはPRESENTで様々なテーマを学んでまいりました。
2025年まで、もう間もなく。
5年目以降のPRESENTも、皆さんと一緒に様々な学びを共にできればと考えています。
今後とも、PRESENTをよろしくお願いいたします!