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イベントレポート

伝えることで見えてくる課題がある。(KAIGO MY PROJECT16期レポート)

「マイプロジェクト」という教育手法を用いながら、「こんな課題を解決したい」「こんなことをやってみたい」という一人ひとりの想いを形にしていくプログラム、KAIGO MY PROJECT

3カ月間全6回のプログラムを通して、自身と向き合い、その想い(ビジョン)をプロジェクトとして形にしていきます。

これまでトライアルを含めて全16回、約150名の方が参加し、それぞれのマイプロジェクトを実践しています。

5月末からスタートした16期では高校生、専門学生、介護職、福祉職、看護師、理学療法士、経営者、会社員と多世代、多様なメンバーが集まり、それぞれのプロジェクトを前に進めています。

先日の第3回プログラムでは、中間発表として1人8分のプレゼンテーションが行われました。

発表する内容は、以下の3つです。

①やりたいプロジェクトについて

②なぜ私がこのプロジェクトをやるのか?

③プロジェクトを通じて目指したいことは?

参加者のみなさんは、それぞれ緊張した様子でプレゼンテーションを行なっていました。

一部ですがご紹介します。

「福祉職員の未来〜ゆとりある生活を送る〜」

「介護領域でのコーチング〜介護士の自己実現に向けて」

「障害や高齢でも、自分の強みに気づき、活かし、集える場所」

「みんなごちゃまぜ〜障害者が障害を障害と感じなくなるための場所〜」

「みんなが自分らしく生きることのできる社会へ」

「生きやすさゲット大作戦」

参加者のみなさんそれぞれが持つバックグラウンドの開示も含めて、やりたいプロジェクトについてお話しいただきました。

 

プロジェクトを進めるにあたり、“伝える”を意識して行った今回の中間発表。

「まだ迷っている途中です」と話す参加者もいました。

伝えることを通して、今感じている思いに向き合い、プロジェクトの課題も見えてきたようでした。

プレゼンテーションの後は、質疑応答の時間です。

KAIGO MY PROJECTの質疑応答の時間では、自分の興味関心ではなく、相手のプロジェクトが一歩前に進むための質問やアドバイスをすることを意識しています。

 

参加者のみなさんはもちろんのこと、メンターや運営メンバーからも様々な質問やアドバイスが出ていました。

 

「どんな人にプロジェクトを届けたいのか、具体的にイメージしていますか?」

「サービスを受ける側の視点に立って考えてみるとどうでしょうか?」

「キャッチーなネーミングがとても良いなと感じました」

「同じような取り組みをしている場所や人を紹介したいです。」

「活動を広げるやり方はいろいろあると思うので、応援しています。」

その場で答えられるものもあれば、今すぐに答えが出るものではなく、じっくりと考えることこそが大切なものもありました。

参加者のみなさんのプロジェクトが一歩前に進む時間となりました。

最後は次回までのネクストアクションを考える時間です。

たくさんの質問やアドバイスを受けて、なるべく具体的な行動を考えます。

一人で黙々と考えを進める人、メンターや運営メンバーと会話をしながら考えを出す人、それぞれの形で決めていきました。

みなさんのネクストアクションを一部ご紹介します。

「協力者になってくれそうな人に声をかける」

「ターゲットを決める」

「ボランティアに参加する」

「先行研究を調べる」

 

小さな一歩をしっかりと進めることが大切なのでしょう。

 

今感じている思い・やりたいことを発表し、質問やアドバイスを受けたことで、ネクストアクションが決定。
全6回のプログラムは早くも折り返し地点となりました。

 

ネクストアクションを行ったみなさんのプロジェクトには、どのような変化があるのか、とても楽しみにしています。

体験イベント参加者募集中

KAIGO MY PROJECTに興味を持ってくださった皆さんに、体験イベントを定期開催しています。

現状に課題を感じ、何か変化を起こしたい。

実現したいアイディアがある。

想いを持った仲間と出会いたい。

そんな想いを持った方は、まず一度体験会に足を運んでみてください。

次回の体験イベントは、7月27日に開催します。(詳細はこちら。)

皆さんのご参加をお待ちしています!

この記事を書いた人

叶世 美奈

叶世 美奈Mina Kanase

障害者支援施設スタッフ 社会福祉士 精神保健福祉士KAIGO LEADERS Tokyo/KAIGO MY PROJECTチーム

大好きな障害福祉の仕事をしている日々がとても幸せです。
甘くて柔らかくて優しく包み込んでくれる“わたがし”のようになりたい。

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