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イベントレポート

「これが、私のやりたいこと。」マイプロでみつけた”はじめの一歩” (KAIGO MY PROJECT14期レポート⑥)

「わたし」の中にある現状への課題認識や、「こんなことをやってみたい!」という想い。
そんな想いをもとに、社会によりよいアクションを「マイプロジェクト(以下、マイプロ)」という手法を通じて、仲間と一緒に考え生み出していくKAIGO MY PROJECT

8月からスタートした14期の活動に密着し、プログラムの内容を紹介する全6回のレポート。
いよいよ最終回―最終発表会の様子をレポートします。

(第1回第2回第3回第4回・第5回)

3か月間で見えてきた「わたしのやりたいこと×社会によいこと」

10月21日、KAIGO MY PROJECT14期の最終回が開催されました。

全6回のプログラムの最後は、それぞれの3か月の歩みを振り返りながら、メンバー一人ひとりが自信のマイプロジェクトを発表します。

プログラムやメンバー同士の対話を通して、一人ひとりが自分の想いに向き合ったり、時に立ち止まって迷いながら、「わたしのやりたいこと」「社会によいこと」を重ねる形で、マイプロをつくりあげてきました。

このプログラムが終わった後も、マイプロの実践は続いていきますが、一つの区切りとして今の想いやアクションをメンバーと共有しながら、振り返ります。

 

 

一人ひとりが気持ちよく働ける職場をつくりたい。

コーチングを学んだスキルも活かし、介護職員の成長を支援したい。

鍼灸師として、子ども・親の健康に役立つ活動を広げていく。

メンバーそれぞれが、これまで経験をしてきたこと・大切にしたい想い・3か月間のプログラムで得た気づきをもとに、今自身が取り組みたいプロジェクトと、これからのアクションを発表していきます。

メンバーの中には、あまり普段は人前で発表するという機会が少ない人もいます。
緊張した様子もありましたが、こうして「誰かに自分の想いを届ける」ために、自身の想いや考えをまとめ、形にするということは、それだけでもプロジェクトを磨き、前に進めるきっかけとなります。

この最終発表会自体も単なる発表では終わらず、発表を通しての対話が繰り返されます。

 

どうすれば、この人のマイプロがより加速していくだろうか。

お互いのためにアドバイスや意見を投げかけあう存在がいることで、一人で進めるだけでは難しい気づきや学びが生まれます。
そして、自分以外にも想いを形にしようと努力する仲間と共に考え、お互いに刺激しあうことが、よいエネルギーとなり、プロジェクトを加速させます。

「もう考えつくしていたと思っていたマイプロが、こうしてみんなと話していると、新たなアイディアが!」と新しい着想を得たメンバーもいて、それぞれのアクションの可能性を感じました。

一人ひとりが、考え、気づき、変化した3か月。

全員の発表が終わった後、一人ひとりの3か月を終えての想いを語ってもらいました。

これまで、自分は「Do(何をするか?)」ということを意識してきたけれど、それ以上に「Be(どうありたいか)」ということを考える方が大切だと思え、すっきりと自分のやりたいことを考えられるようになった。自分のマイプロを自信を持って進めたい。

普段考えないことを考えるから、たくさんのもやもやもあった。でも、マイプロを考える中で、日々の仕事との向き合い方も新鮮になって、「やっぱり自分はこの仕事が好き」と思えた。みんなとの会話のキャッチボールで気づかされることがたくさんあった。

やりたいことはあったけど、「本当にこれでよいの?」「周りの人は望んでいる?」という不安はずっとあった。でも、この場でみんなから意見をもらったり、自分でもリサーチをすることをすることで、「自分のやろうとしていることは意味あることだ」と自信を持てた。

目指していることは変わらないけど、この3か月のマイプロを通して自分とも仲間とも、職場の人とも向き合うことができた。マイプロがなかったら、こんなに向き合うことはなかったと思う。人を巻き込むためには、自分も変わらないといけないなと思えた。

鍼灸師として一人で仕事をしていての限界を感じていた。コミュニティと呼ばれる場所、人と関わりたい、誰かに話したいと思ってここにきた。だから本当に楽しくて、仲間ができたことが嬉しい。。鍼灸師の中だけだったら広げることができなかったかもしれないけど、色々な人とのかかわりがあったからこそ気づけたものがあったと思う。

ここは、自分にとって居場所と思える場でした。 全く違う背景を持った人が集まり、その人たちのこれまでの経験・立場からもらえた意見は大きかった。 マイプロの3か月、自分自身・自分の置かれている現状と向き合う時間。課題があっても前向きに考えていけると思えた。

抱える課題認識や、成し遂げたいことは様々ですが、その多様なメンバーが集まり、共に時間を過ごしたからこそ、一人ひとりが何かを感じ、考え、気づきを得て、前向きに変化する3か月になったようです。

KAIGO MY PROJECTの6回のプログラムは、きっかけにすぎません。
ここで仲間と共に考えたプロジェクト・アイディアを、少しずつでも前に進めていくことが重要になります。

想いはあっても、様々な事情で一歩を踏み出すことはなかなか難しい。
KAIGO MY PROJECTという場・時間が、同じような想いを持つ仲間が出合い、対話し、お互いに刺激を与えあいながら、前に進むきっかけや原動力になりたい。
私たちはそんな思いでKAIGO MY PROJECTを運営しています。

14期を終え、約130名の多様なメンバーが、時に協力をしあいながら、それぞれのマイプロを実践しています。

「わたしのやりたいこと×社会によいこと」
超高齢社会を創造的に、ポジティブに変革していくアクションが生まれ、広がっていくために。

新たなメンバーを迎えながら、KAIGO MY PROJECTの挑戦は続きます。

 

KAIGO MY PROJECTに参加してみませんか?

KAIGO MY PROJECTは、ただいま2019年1月からスタートする15期の参加メンバーを募集中です。

新しい年の始まりに、仲間とともに自分の想いを見つめ、新しいアクションを形にしていきませんか?
ご参加お待ちしております!

KAIGO MY PROJECT15期の詳細はこちら

11月28日体験イベント開催!

薬剤師のぼくを 10倍生かす方法 ~病気になる前の、暮らしのなかで出会える専門職とは

KAIGO MY PROJECT10期に参加した薬剤師の川嶋 直人さんをゲストにお迎えしたKAIGO MY PROJECT体験イベントを、11月28日に開催します。

・KAIGO MY PROJECTを経て、自身の想いを形にしている人の話を聞いてみたい。

・KAIGO MY PROJECTについて、詳しく知りたい。

そんなお気持ちの方は、ぜひご参加ください!

体験イベントの詳細はこちら

 

この記事を書いた人

野沢 悠介

野沢 悠介Yusuke Nozawa

株式会社Blanket取締役|ワークショップデザイナー

大手介護事業会社の採用担当者・人事部門責任者として、新卒採用を中心とした介護人材確保に従事。
2017年より、Join for Kaigoに加入、介護領域の人材採用・定着・育成をよりよくするために活動中。
趣味は音楽鑑賞。好きなアーティストを見に、ライブハウスに入り浸る日々。

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