活動内容 ACTIVITIES

”老い”を肯定的にとらえるために、私たちは何をすべきだろう。

全国での活動 REPORT 活動紹介 SPACE

“介護”に関心を持つさまざまな人たちが集い、自身の視野を広げたり前を向く活力を得るためのオンラインコミュニティ「SPACE」。

10月15日、様々なテーマでの対話を通し、つながりを生む活動をされている「議論メシ」さんと一緒に、“ポジティブな老い”について考えるコラボイベントが開催されました。 

”老いること”は、楽しくポジティブにとらえられないだろうか?

“老い”

この言葉に対して、どのようなイメージが浮かびますか?

「ご長寿」や「ダンディ」など、ポジティブな言葉が思い浮かぶ一方、

「生産性がない」・「先が短い」・「体力の衰え」…などなど、ネガティブな印象も彷彿とさせる言葉です。

さらに、近年の超高齢化により介護や年金についての報道などをよく目にする現在では、後者の印象がより強くなっているように感じます。

「老いることは、本当に悪いことばかりなのか?」

「“老い”を楽しくポジティブにとらえることはできないのだろうか?」

そんなKAIGO LEADERSメンバーの疑問から、今回の議論メシさんとのコラボ企画は誕生しました。

「議論メシ」とは?

「議論メシ」は、メンバーが立てたジブンゴトの問いのもとに集まり議論するオンラインコミュニティ。 議論は「フラットでポジティブな対話」を指しています。お互いの意見や価値観を尊重しながら、新しいアイデアやモノの見方を一緒に作り上げるプロセスを楽しむ「対話の実験場」となっています。

議論メシHP

“老い”を肯定的にとらえるために、私たちにはなにが必要だろう?

参加者は議論メシのメンバーとKAIGO LEADERSのメンバーを合わせて23名。それぞれ普段から介護に関わる仕事をしている人や、逆に介護や老いにほとんど関わりがない生活をしている人など、さまざまなメンバーが集まりました。

イベントは

1.自己紹介

2.KAIGOLEADERS主旨説明、今回のテーマ説明

3.”老い”について雑談・共有タイム

4.議論のテーマ決定

5.議論テーマについて自分の中でのまとめ・共有

6.感想シェア

の、6つのながれで進みました。

これらの項目を通して、「議論を通して、自分の中で“老い”への最終的な考えをまとめること」が、イベントのゴールとして設定されました。

自己紹介では4人ほどのグループに分かれ、どんな仕事をしてるか、そして”老い”についてそれぞれが持つイメージやエピソードを話しました。

最近、同居している両親がけがをしたことで介護について考えるようになった人、

仕事で高齢者を対象とした事業に携わるようになり、老いについて考えるようになった人、そして、周りにも自分にも”老い”について考える要素がない人…。

普段、高齢者と関わりがある人、または関わりが全くない人で”老い”に対する考えが全く違うことがわかりました。

つぎに、参加者に今回イベントがどういった経緯で開催されたのか、また、参加することでどんな意義があるのかなどを含めて、KAIGO LEADERSが普段どのような活動をしているのかを紹介しました。

KAIGO LEADERSは、「つながることで、超えていく」ことができる存在を目指しています。
ビジョンである

「2025年、介護のリーダーは日本のリーダーになる」。

これを達成するために「まなぶ場(PRESENT)」、「つくる場(KAIGOMYPROJECT)」、「つながる場(SPACE)」の3つの場を通して、人と人とがつながり、現在介護や福祉という分野で問題になっていることや疑問に思うことを解決していくことを目指しています。

つまり、つながることで「超高齢化社会をポジティブに変換していく」ことを目指しているのです。

この「つながる」という言葉には、普段介護や福祉に携わらない人も含まれています。

KAIGO LEADERSは介護や福祉に普段から携わっているメンバーがほとんどですが、今回のイベントには介護や福祉に普段は関わりがない人も多く参加されていました。

だからこそ、

今回のイベントを通して「超高齢社会をポジティブに変換していく」ヒントをより多くの視点を取り入れて共有できることが、議論メシにとってもKAIGO LEADERSにとっても最大のメリットではないか。

このようなことが話され、参加者全員で今回のイベントに参加する意義を確かめ合ったうえで、議論を始めていきました。

まずは、”老い”や”介護”という広いテーマについて、自己紹介と同様に、4人ずつのグループに分かれてお互いの考えを話し合い、さらに深く議論したいポイントを絞っていきました。

各グループで話された”老い”についての話題は様々。

「老いを自分自身まだ感じていないし、誰かを介護した経験もないから、自分のこととして捉えにくいなあ」

 「自分が普段生活している環境によっても”老い”の捉え方って違うかも」

「若ければいいということでもないよね。年を取るほど知識や経験は増えるから。」

など、参加者の皆さんそれぞれが”老い”への考えを共有し、新たな視点を得られているようでした。

この共有を終えたところで、いよいよ議論テーマを決定していきます。

参加者が議論したいテーマをそれぞれ出し合い、投票で決まったテーマは2つ。

「”私の老い”をデザインするために必要なこと」

「どうしたら”老い”を楽しめるのか」

この2点のテーマで議論し、参加者それぞれが自分の中での結論を出していきました。

  ”老い”を楽しくとらえるための、自分なりの答えをみつけよう

二つの議論で、「”老い”を肯定的にとらえる」ためのポイントがあったように感じました。
それは、

“誰かとつながっているという実感がある”

ということです。
参加者の方がそれぞれに出した結論の中で多く出てきた言葉は「つながり」でした。

コミュニティの中にいる安心感や、信頼がおける人とのコミュニケーションがあることで、年齢を重ねても孤独を感じることなく、老いることが楽しみになると考えた方が多かったようです。

一方、「“老い”には“人の世話にならなきゃいけない”ってイメージがあって、格好悪く見えちゃうんだろうなあ」という声も聞こえました。

“世話をかけている”のか、“つながりを作れている”のか?

その捉え方によっても“老い”に対する考え方が変わるのかもしれません。

老い”について考える機会があることは、「超高齢社会をポジティブに変換していく」ことにつながるかも。

記事の前半で記した、この企画を開催することで得られる最大のメリット。

会の全体を通して私は、

「超高齢社会をポジティブに変換していく」ヒントは、「”老い”について考える機会を、より多くの人が持つことができること」ではないかと感じました。

”老い”は、自分自身はもちろん、家族や友人などの身近な人が直面する人生のステージです。

その一方で、結婚や就職などのステージに比べると、日常のなかで考える機会が少ないステージでもあります。

今回の参加者は、自らの”老い”について考えたことがある方が8割ほどいた一方、イメージとして具体的にはわからないという声が多く挙がっていました。

また、なかには「日常生活のなかだけではなかなかイメージがわかないから、ロールモデルのような人を誰でも気軽に見つられたらいいのにね」という声も。

漠然とした”老い”についてのイメージだけでは、”老い”を肯定的に捉えることはなかなか難しい。

今回の企画のように、改めて自身の”老い”についてゆっくりと考える機会や、あるいは、現在”老い”と向き合っている高齢者とつながる機会が、「超高齢社会をポジティブに捉えること」や「”老い”を肯定的に捉えること」につながってくるのではないでしょうか。

”老い”という人生のステージをあなたはどう過ごしたいのか。

また、自分の大切な人が理想とする老い方を、どのように手伝えるのか。

コロナ禍で大切な人になかなか会いにくい今だからこそ、改めて”老い”について考えてみるのもいいかもしれません。

この記事を書いた人

渡部真由  WATANABE MAYU

FaceBook / twitter

株式会社あおいけあ ケアワーカー/KAIGO LEADERS PR team


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