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コラム

介護のオンラインコミュニティ「SPACE」 -部活というつながり方-

「SPACE」では、利用者と職員という限定された環境で仕事をしている方、現場での困りごとが見えない状態で新しいサービスを考えている方、様々な事情で孤立しがちな中、組織や立場を超えて”介護”に関心がある人が集い、情報交換をしたり、プロジェクトの立ち上げや参加を通じて、新たな人とのつながりや情報を得ることができます。


「SPACE」への入会理由に、ちらほらと見受けられる言葉があります。

「今の職場は事業所内の人間関係のみで他の職種と意見交換することがありません。自分の職場に関わる人以外の介護職や介護に関わる人たちと意見交換がしたくて入りました」

 

このように、他の事業所や介護に関わる人たちとの意見交換を通して、視野を広げたり、新しい学びを得たいという理由です。

しかし、「いきなりオンライン上で意見交換をしてください!」と言われても、なかなか難しいのが現状です。

そこで「SPACE」では、色々な人とつながることができるための工夫をしています。

オンライン上で顔も見たことのない人・会ったことのない人と、どのようにしてつながりをつくっていくのでしょうか。参加メンバーの関心を紐解いていくと、そこにつながるヒントが隠されていました。

興味や関心はどこにあるのか? 

SPACEでは大きく2つの興味・関心から、つながることを意識しています。

1つは、”介護”という関心軸でつながる。です。
“介護”という面から関心を紐解いていくと、介護職同士で、似たような悩みを共有・相談したい人がいます。また、介護と仕事の両立が難しくなり、介護離職してしまうことに課題意識をもっている人もいました。
>>レポート「入居者に料理は危ない!」と言われた介護現場で働く大学生の葛藤と挑戦

もう1つは、”好き”でつながる。です。
“介護”という面を取り除いて、“好き”という面からもつながることを考えてみると、運動が好きな仲間や読書が好きな仲間が見つかります。

このように、課題意識や好きでつながれる場をSPACEでは「部活」としています。
今回はその一部を紹介させていただきたいと思います。

おすすめの本はなんですか?「読書部」

おすすめの本を紹介し合うだけでなく、同じ本を深く読める企画、読書会をみんなで企画しています。

課題本:社会的処方
著者である西智弘さんは、PRESENT_23でゲスト登壇いただきました。
PRESENT23コロナ時代につながりを。社会的処方に学ぶ、これからの支援の在り方とは?


課題本:他者と働く
オンライン読書会では「他者の視点」に立って考えるグループワークを行いました。

読書会は、視野を広げ、アウトプットすることを目的に、毎月開催されています。
読書会のテーマとなる本は、メンバーの希望で決めています。
皆さんが関心を寄せる本はあったでしょうか?

介護に関する生の情報を発信していく「Webマガジン部

SPACEの仲間たちが連載を持ちながら、お互いに励ましあい、様々な視点で介護を発信しています。多くのメンバーが介護に関する情報や想いを発信をしているので、ぜひご覧ください!
>>かいスペマガジンを見てみる

現場の課題をテクノロジーで解決したい「テクノロジー部」

介護福祉士として特別養護老人ホームや小規模多機能居宅介護等で働くメンバーと、メーカーで現場の課題解決につながるプロダクト開発をしている仲間が情報交換を行っています。現場の困りごとに直面している人と解決したい想いとスキルをもった人が、いろいろなテーマでディスカッションをしています。

今回は、つながり方の一つの方法「部活」をご紹介しました。
その他の楽しみ方はこちら!
>>介護のオンラインコミュニティ「SPACE」で楽しめるイベント3選!

2020年11月現在、SPACEでは170名を超える仲間が参加してくれています。
これからも、さまざまな興味関心でつながれるように環境を整えていきたいと思います。


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この記事を書いた人

佐々木 将人

佐々木 将人Masato Sasaki

株式会社Blanket/理学療法士KAIGO LEADERSコミュニティマネージャー

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