【KAIGO MY PROJECTインタビューvol.1】田中義望 介護現場のオープンアッププロジェクト


13442690_1038967609515703_2964055550697212481_o

プロジェクト名:介護現場のオープンアッププロジェクト
田中義望 デイサービス 管理者

 

秋本:KAIGO MY PROJECTの参加動機を教えて下さい。

田中:かあいちゃんに誘われて、面白そうだな〜くらいです。(笑)

秋本:ありがとうございます。(笑) 3ヶ月でどんなマイプロがうまれましたか?

田中:介護現場の質が悪い原因の1つに「介護事業所の閉鎖性」があると考え、「介護現場のオープンアッププロジェクト」を立案しました。

最初は「現場を良くしたい」「介護業界を良くしたい」といった漠然とした想いでしたが、プログラム期間内の実践を通じて具体化していきました。まずは知り合いの介護現場職員を事業所にボランティアスタッフとして招いてフィードバックをもらったり、事業所の職員を他事業所にボランティアに行って気付きを現場に持ち帰ってもらいました。スタッフからも「ボランティアを自分の呼んできていいか」などとの声もあがり、受け入れることでの気付きは大きかったものの、継続的に来てもらえないと質の向上にはつながらないと思いました。

継続的にボランティアや、地域の人が訪れる開放的な事業所になるにはどうすれば良いのか悩みました。メンバーから色々なアイディアをもらい、まずは地域の認知症家族の会や勉強会に参加し、自分自身が地域の人と繋がりをつくることから始めました。今後は、新たな繋がり中で見えて来た地域の人が抱える課題をテーマにしての勉強会や、近隣の事業者と合同の勉強会などを開催できたらと思っています。

 

秋本:小さくアクションして毎回気付きを得てシフトしていっているように感じるのですが、プログラム期間中はどのように進めていったのでしょうか?

田中:前半はme編に注力しました。もともと内省は就活のときから頻繁にしていたのですが、それを全部言語化するのは初めてでした。ましてや誰かに話したことなんてありませんでした。とても新鮮で、色んな人に話しを聞いてもらって、自分がなぜ介護の現場の質の向上に強く思い入れがあるのか、いくつもある原体験の中から格となるつながりが見え、クリアになってきました。

そのため、第5回目以降は自然にプロジェクトを進めることができました。プログラムの度にメンバーに実践したことのフィードバックをもらったり、新たなアイディアをもらいました。

 

秋本:KAIGO MY PROJECTに参加してから気付いたことや変化はありましたか?

田中:自分の過去にあったことを、抵抗なくありのままに人に話すことができるようになりました。一昨年、父の還暦を家族全員で祝った2ヶ月後に父に食道癌が見つかりました。幸い、発見が初期であったため1年間の抗がん剤治療を経て治りましたが、職場の人や友達など誰にも言うことができませんでした。誰かにありのままの自分を伝えることで、自分をより傷つけることになるのではないか、相手に迷惑をかけてしまうのではないかという恐れがありました。

秋本:そこからなぜ、ありのままに開示できるようになったのでしょうか?

田中:初日のプログラムで、参加者が自分は性同一性障害だとか、大好きな彼女が亡くなった話を聞いて、初めて会った人間によくそこまで開示できるなって思ったのと同時に、言ってくれる有り難さを感じました。それがあったから、自分も話そうと思うことができました。

秋本:仲間の開示が、背中を押してくれたんですね。

田中:自分の悩みを伝えることで、自分のためになんとか知恵をしぼって、一緒に考えてくれる人の温かさを知りました。原体験を話すことは、すぐに距離感を縮めてくれました。

 

秋本:参加してから実感している変化はありますか。

田中:周りに応援してくれる人や、味方が増えた気がしています。

プログラムの途中までは、どうやって相手が考えていないことを考えられる質問ができるようになるかなど、テクニック的なところに意識が向いていました。しかし、一番3ヶ月の中で大きな変化は、ためらうことなく誰かに自分のことを伝えることができるようになったことです。自分のことを開示できるようになるとか、全く予期していませんでした。

秋本:マイプロ参加後、何か仕事への影響はありましたか。

田中:人の人生に深く関わろうとするようになりました。心労がたたって休んでいた部下がいたのですが、深く介入しないとダメになってしまうと思い、とにかく話しを聞く時間をつくりました。また、問題を起こしてしまって責任を感じて辞めようとするスタッフがいて、僕が必ず責任持って教育するからと他のスタッフを説得したりもしました。以前より、自分が関わったことに意味を感じ、丁寧に関わるようになった気がします。

秋本:1人1人丁寧に関わるって、とても素敵ですね。ありがとうございました。

– – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – –

田中義望 Facebook Twitter

現在募集中の本プログラムはこちら

– – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – –