これからの医療と介護をつくるのは誰だ!?次世代に告ぐ、在宅医の覚悟・PRESENT_13開催レポート

 

超高齢社会は明るい社会だと思いますか?

介護・医療に携わっている私たちも超高齢社会を暗いと思っている人が多い。

本当にそれでよいのでしょうか?

 

HEISEI KAIGO LEADERSがつくる学びの場「PRESENT」。第13回目となる本イベントは、お盆休み真っ只中の8月13日、サイボウズ株式会社の素敵なオフィスにて開催しました。今回のテーマは、「これからの医療と介護をつくるのは誰だ!?次世代に告ぐ、在宅医の覚悟」。ゲストの医療法人社団悠翔会理事長 佐々木氏のこんな問いかけからスタートしました。

佐々木氏の推し進める、高齢者の地域での生活を24時間365日支える在宅医療システム。地域医療に新たな風を吹かせる挑戦と、その背後にある思いを語っていただく中で、よりよい超高齢社会をみんなで築いていくための熱い対話が生まれた夜となりました。

 

「健康的に、幸せに生きる」ということ

健康とはいったいどういった状態を指すものでしょうか?

日本人の死亡についての統計を紐解くと、大きな疾病等なく老衰で亡くなる人は全体の5%、いわゆる「ピンピンコロリ」と言われるような突然死的な形で亡くなる方が15%というデータがあります。

つまり、8割の人は人生のどこかで病気や怪我で要介護となり、リハビリなどで回復と悪化を繰り返し、最期を迎えるということになります。多くの人にとって、医療と介護のお世話になる機会は他人ごとではありません。

私たちは一般的に「健康」という言葉を聞くと、「五体満足」であること——つまり、身体的機能が健康であることを連想します。体の機能や構造に着目し、健康かそうでないかを判断する形を「医学モデル」といいます。

この「医学モデル」の観点から言えば、年をとったり病気になったりして、身体的機能が損なわれている状態は、総じて健康ではないということになります。

それでは、身体だけ健康であればよいのでしょうか?身体機能が損なわれたら、幸せな生活はできないのでしょうか?

 

心身の機能や構造が健康であることは確かに重要ですが、

もっと大事なことは「健全な人生を送れるか」ということです。

 

佐々木氏は、「医学モデル」とは別に「生活モデル」という観点から、健康を考えるべきではないかと説きます。

「生活モデル」では、体質や病気・障害の有無といった事象のみで判断するのではなく、その人の生活機能水準に着目をして、健康かどうかを判断します。

たとえ、障害があっても医療技術やテクノロジー、社会インフラの整備によって、健全な生活を送ることが可能であれば、健康であると判断であるとする考え方です。

 

例:視力が悪く裸眼での日常生活が難しい人

「医学モデル」的に考えると「健康でない」が、眼鏡やコンタクトレンズを使用することで支障なく生活できるのであれば、「生活モデル」的には「健康である」と言える。

 

私たちがどんなに努力しても、健康寿命には限界があります。

障害を負ってもポジティブに生きることのできる社会を作ることが大切です。

コミュニティがしっかりと機能すれば障害があっても人生・生活を継続することはできると思います。

 

これからの高齢社会においては、年をとって病気・障害を抱えた状況でも、その人らしい人生・生活をおくれる環境を、地域コミュニティの中で、社会全体で整えていくことが重要であると感じました。

 

超高齢化時代の医療システムとは?

高齢化が進むと、医療に対する考え方も変化が求められていくこととなります。

高齢者の疾病は若い世代と異なり、いくつかの要因が複雑に絡み合っていて、対処しにくいことが特徴です。

例えば骨折で入院して整形外科で骨折のみの治療だけを考えればよいのでなく、入院が原因で廃用症候群になったり認知症が進行したり…という危険性も踏まえて、「この人にとって最適な医療とは何だろう?」と考える必要があります。

 

仮に病気やけがが完全に治らなくとも、今の生活が継続できるように地域が力を持つことが必要です。病院に頼り切るのではなく、具合の悪い人を支えるのが地域であり、その仕組みを考えるのが私たちの仕事だと思います。

 

高齢者への医療は病気・怪我だけを直すだけでなく、その先の生活への復帰を視野に入れて、何をどこまで治療するのか、その先の地域での生活をどのように支えるかという視点が重要となってきます。

しかし、医療の側にも「生活モデル」の視点に立ち、考えることがまだまだできていない。

これからの高齢者医療は、ケアと一体になっていかなければならない、と佐々木氏は考えています。

 

地域の暮らしを支える在宅医療

望む人は自宅で最期まで過ごせる環境をつくるために、佐々木氏が理事長を務める悠翔会では、地域コミュニティの中で在宅医療を中心としたシステムの構築を進めています。

在宅医療とは、その名の通り自宅で暮らせるようにするために、医療・介護チームによる往診や健康管理を行う医療で、緊急時の365日24時間対応も行います。

悠翔会では、首都圏内に複数のクリニックを開設し、医師、看護師、理学療法士、歯科医師、歯科衛生士、栄養士…と様々な職種が連携しながら、約3400人の患者の生活をサポートしています。

また、地域で活躍される開業医の人たちが抱える患者の副主治医として、主治医だけではサポートしきれない24時間・365日の支援体制を敷くことで、5,000人の地域での生活を支えています。

より多くの在宅での暮らしを支えるため、地域の様々なプレーヤーが連携し、サポートしあうシステムをつくりあげることによって、これから深刻化していく都市部での在宅医療難民問題を解決していこうとする悠翔会、佐々木氏の挑戦は続いていきます。

地域の「根っこ」を再生させる

 佐々木氏は、高齢者が地域で自立した生活を送るためには、医療・介護の領域だけでなく、地域全体でどのようなシステムを作っていくかを考える必要があると感じられています。

これから高齢化が進展し、サポートが必要な人は増えていく中で、医療・介護の支え手は足りなくなっていく。その中で医療・介護の力のみで自立支援を行うことは難しくなります。

だからこそ、発想の転換をすることが求められます。

「そもそも、なぜ高齢者が自立できなくなっているか?」ということを考え、その原因部分について着目すると、自立を支える“根っこ”の部分が弱くなっているということに気が付かされます。

一般的に私たちは、家族や友人がいて、仕事や学校などの社会的居場所があり、それらが社会で自立して生活するための支えとなる部分——木で例えるなら“根っこ”の役割を果たしています。

ですが、高齢者の場合、死別や離別、定年で職を失うなどといった形で、人や地域とのつながりという“根っこ”の部分が弱くなってしまい、孤立してしまう。人とのつながりが薄い場合ほど、高齢者の死亡リスクが上昇するというデータもあるそうです。

つまり、高齢者を取り巻く環境の中で弱ってしまった、人とのつながり——“根っこ”の部分を再生させることが、医療・介護の負担を減らし、誰もが自立して暮らせる持続可能な社会を作ることへとつながると言えるのです。

 

そのプレーヤーは誰でしょうか?

きっと、地域に暮らす一人ひとりなのであろうと思います。

 

医療・介護に携わる人はもちろん、様々な世代・職種の人が自分自身の住む地域のこととして、何ができるかをそれぞれの地域特性に合わせて考えていく。

その際の旗振り役として、高齢化社会・在宅医療のキープレーヤーとなる医療・介護職が地域と積極的に関わっていく。

それが、これからの医療・介護の領域に求められるスキルの一つではないでしょうか。

 

行動しないと未来は変わらない

 

必要とされることだから、やっています。

首都圏ではこれから高齢者が増えてくるなかで、少ないメンツで多くの人を見るシステムを構築する必要がある。「この人がいるから安心」ではなく、「このシステムがあるから安心」だという風にしていく必要がある。

本当は、もっとマイペースに仕事がしたいんですけど。(笑)

 

スピード感を持ち、多職種連携を強めながら、地域に在宅医療を広げる活動を精力的に進められる原動力は何か?そんな質問に、佐々木氏は笑顔でそう答えられました。

求められているからこそ、これからの時代・社会に必要だからこそ、「医師として自分に何ができるだろうか?」と常に問い、行動をされ、地域で安心して暮らせる仕組みづくりに挑戦され続けている佐々木氏から、次代を担う若い人たちへこんなメッセージを頂きました。

 

高齢社会は誰の問題でしょうか?

これは日本に暮らす私たち一人ひとりの問題なのだという意識を持ってもらいたいです。
そして、現役の高齢者・40~50代の世代よりも、若者や子どもたちがより深刻な課題をこのままでは抱えてしまうことになります。

だから、なんでもいいので小さな行動を起こしてほしい。私自身も行動してみないとわからないことがありました。上手くいくかどうかは分からないけど、行動することで自分が成長するということはあると思います。行動しないと未来は変わらないと思います。今一歩踏み出すことで10年後の自分は違う姿になっているかもしれません。

誰かが行動して、穴をあけるとそこから何かが変わるかもしれません。私はそこを応援したいです。

 

日本の在宅医療のパイオニアとして最前線を走る佐々木氏からのメッセージを受け、参加者一人ひとりが当事者として考え、対話をして一歩行動してみようというエネルギーを得た、非常に熱量の高いプログラムであったと思います。

ここを起点に様々なアクションが生まれ、広がっていくことを私たち運営メンバーも楽しみに、応援をしていきたいと考えています。ご来場の皆様、ありがとうございました!

 

※当日のレポートの詳細版は、後日掲載予定です。
文責:野沢悠介

 

仲間とともに自分の想いを見つめ、想いを“行動”へと変えていくKAIGO  MY  PROJECTの体験イベント実施中!ご参加お待ちしております!

8月27日(日)10:00〜13:00 詳細・お申し込みはこちら
9月9日(土)10:00〜13:00 詳細・お申し込みはこちら
9月23日(土)19:00〜22:00 詳細・お申し込みはこちら

本プログラムも参加者募集中!詳細はこちら▽

Present_13 佐々木 淳 これからの医療と介護をつくるのは誰だ!? 次世代に告ぐ、在宅医の覚悟。

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Present_13 佐々木 淳 これからの医療と介護をつくるのは誰だ!?
次世代に告ぐ、在宅医の覚悟。
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世界でも類を見ない日本の高齢化。
未だかつて誰もが経験したことがない現状を乗り切るには
先人の知恵や今の延長線上での改善の積み重ねだけで、
果たして明るい未来はやってくるのだろうか?たとえば、最期まで自宅で生活することを望む人の多くが
病院で亡くなっているという現実。

そんな中「在宅医療」の重要性が問われているが、
地域のクリニックは医師1人で開業しているケースが多く
夜間対応を強いられる看取りはハードルが高い。

それを打破する、新しい仕組みを築いたのが
医療法人社団悠翔会 理事長の佐々木淳氏だ。

病院の当直システムを導入し、 24時間365日の医療体制の構築。
「法人」の垣根を越え、「地域」単位で夜間対応を行うことで、
これまで看取りの経験がなかったクリニックが看取りを行えるようになり、
佐々木氏が手がける地域では年々在宅での看取り率が高まっている。

現場にいる医療職や介護職だからこそ、気付ける課題。
それを既存の仕組みに囚われず、全く新しい発想で、
大きく転換していける人材が、今求められているのだ。

あなたが気付いた課題。
小さくても誰かの幸せがかかっているその課題に、
一体あなたはどう向き合うのだろう。

PRESENT_13では、佐々木氏が新たな仕組みを生み続けている
背景にある思考と実践法、そしてトップランナーとして描く未来や
今後の挑戦に迫っていきたいと思います。

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【ゲスト紹介】
佐々木 淳 (ささき じゅん)

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1998年筑波大学卒業後、三井記念病院に勤務。2003年東京大学大学院医学系研究科博士課程入学。東京大学医学部附属病院消化器内科、医療法人社団 哲仁会 井口病院 副院長、金町中央透析センター長等を経て、2006年MRCビルクリニックを設立。2008年東京大学大学院医学系研究科博士課程を中退、医療法人社団 悠翔会 理事長に就任し、24時間対応の在宅総合診療を展開している。

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【詳細】
日時:2017年8月13日(日) 18:30〜21:30(開場18:00)
会場:サイボウズ株式会社 オフィス
住所:東京都中央区日本橋2-7-1 東京日本橋タワー 27階
参加費:4,000円 / 学割3,000円
※学割は10代、20代の学生を対象とさせて頂きます。
飲食:軽食・飲み物あり!
定員:90名

お申し込みはこちら:
http://present13.peatix.com/

※本申込みは上記リンクよりお願い致します。
定員に達した場合は事前申込みを優先させて頂きますので、参加を希望される場合はお手数ですがお申し込み手続き頂きますようお願い致します。

★[シフト制のみなさま!]
7月末まで8月のシフト分かりません!!!って方は、【7月末】までにキャンセルのご連絡頂けましたら返金対応させて頂きますので、参加したいと思って頂いている方はお席の確保をお願い致します。キャンセルのご連絡は『peatix』の問い合わせよりお願い致します。
※但し、以下の場合は返金手数料としてキャンセル1件につき500円の手数料が発生しますので、ご注意下さい!
(1)クレジットカード払いにて支払日から50日以上経過している場合
(2)コンビニ・ATM払いでチケットを購入した場合
http://help.peatix.com/customer/portal/articles/151985

それでは皆さんのご参加お待ちしております!

【PRESENTについて】
2025年に向け、私たちは何を学び、どんな力を身につけ、どんな姿で迎えたいか。そんな問いから生まれた”欲張りな学びの場”「PRESENT」。「live in the present(今を生きる)」という私たちの意志のもと、私たちが私たちなりに日本の未来を考え、学びたいテーマをもとに素敵な講師をお招きし、一緒に考え対話し繋がるご褒美(プレゼント)のような学びの場です。

【special thanks!】
会場協賛 サイボウズ株式会社様

今回も素敵な会場をご提供頂く、サイボウズ株式会社では、「チームワークあふれる社会」を目指し、介護現場でのコミュニケーションや情報共有をサポートするサービスを展開しています。自社内だけでなく、地域のプレイヤーの連携支援の事例も多数!ご興味がある方はぜひご覧ください。

ご興味がある方はぜひご覧ください。
▼医療・介護系の事例
https://chiiki.cybozu.co.jp/medicine/index.html
▼サイボウズ式(「新しい価値を生み出すチーム」のための、情報サイト)
https://cybozushiki.cybozu.co.jp/

【主催】
HEISEI KAIGO LEADERS

PRESENT_12 中原淳 はじめてのチームリーダー入門! 一人ひとりが力を発揮できるチームのつくり方

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PRESENT_12 中原淳 はじめてのチームリーダー入門!
一人ひとりが力を発揮できるチームのつくり方
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If You Want To Go Fast, Go Alone.
If You Want To Go Far, Go Together.
早く行きたいなら一人で行け。
遠くへ行きたいならみんなで行け。
これは、集団主義が根付くとも言われる
アフリカのことわざです。
「もっといいケアをしたい」
どんなにそう思っても、一人でできることには限界があります。
目指す理想のケアのためには、
スタッフ同士での協力や他事業者や専門職との連携は欠かせず、
時には、ご家族やご近所さんからの
バックアップが必要なこともあるでしょう。
きっと、多くの人たちの協力が必要になる。
しかし現実には、同じ職場のスタッフ間でさえ
コミュニケーションが上手くいかないこともしばしば…。
そんな現状を変えたい。
仲間とともに、よりよい現場を作っていきたい。
そのために、今、
“わたし”にできることは何だろう?
PRESENT_12では、企業・組織における人々の学習、コミュニケーション、
そしてリーダーシップについて研究されている、
東京大学 大学総合教育研究センター 准教授中原 淳先生をお迎えします。
職場のチームワークを良くしたいリーダー、
今後リーダーになる可能性がある若手職員、
そして、リーダーの役に立ちたいリーダーズの卵など。
仲間の力を活かし、輝かせ、
もっといいチームにしたいと思っている全ての人に
プレゼントしたいこの企画!
当日は、リーダーシップの考え方や
明日から実践できる「仲間と共に歩むチーム作り」の
スキルを学んで行きたいと思います。
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■ゲスト紹介

422A0446中原 淳 (なかはら・じゅん)
東京大学 大学総合教育研究センター 准教授。東京大学大学院 学際情報学府 (兼任)。東京大学教養学部 学際情報科学科(兼任)。大阪大学博士(人間科学)。北海道旭川市生まれ。東京大学教育学部卒業、大阪大学大学院 人間科学研究科、メディア教育開発センター(現・放送大学)、米国・マサチューセッツ工科大学客員研究員等をへて、2006年より現職。「大人の学びを科学する」をテーマに、企業・組織における人々の学習・コミュニケーション・リーダーシップについて研究している。専門は人的資源開発論・経営学習論。
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【詳細】
日時:2017年6月10日(土) 18:30〜21:30(開場18:00)
会場:サイボウズ株式会社 オフィス
住所:東京都中央区日本橋2-7-1 東京日本橋タワー 27階
参加費:4,000円 / 学割3,000円
※学割は10代、20代の学生を対象とさせて頂きます。
飲食:軽食・飲み物あり!
定員:90名

★[シフト制のみなさま!]
5月末まで6月のシフト分かりません!!!って方は、【5月末】までにキャンセルのご連絡頂けましたら返金対応させて頂きますので、参加したいと思って頂いている方はお席の確保をお願い致します。キャンセルのご連絡は『peatix』の問い合わせよりお願い致します。

※但し、以下の場合は返金手数料としてキャンセル1件につき500円の手数料が発生しますので、ご注意下さい!
(1)クレジットカード払いにて支払日から50日以上経過している場合
(2)コンビニ・ATM払いでチケットを購入した場合
http://help.peatix.com/customer/portal/articles/151985

それでは皆さんのご参加お待ちしております!

【PRESENTについて】
2025年に向け、私たちは何を学び、どんな力を身につけ、どんな姿で迎えたいか。そんな問いから生まれた”欲張りな学びの場”「PRESENT」。「live in the present(今を生きる)」という私たちの意志のもと、私たちが私たちなりに日本の未来を考え、学びたいテーマをもとに素敵な講師をお招きし、一緒に考え対話し繋がるご褒美(プレゼント)のような学びの場です。

【special thanks!】

会場協賛 サイボウズ株式会社様

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【前半】「厚労省室長」というキャリアを捨てた武内氏から見た介護業界の課題と解決策

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2016年6月5日、第7回目の「PRESENT」は、「IT・テクノロジーで日本の介護はどう変わるの?」をテーマに、元厚生労働省室長から外資系ITコンサルティング会社であるアクセンチュア株式会社へ転職されご活躍されている武内和久氏をゲストに迎え開催致しました。

「PRESENT」は、「Live in the present(今を生きる)」という私たちの意思のもと、私たちが私たちなりに日本の未来を考え、学びたいテーマをもとに素敵な講師をお招きし、一緒に考え対話し繋がるご褒美(プレゼント)のような学びの場です。7回目も満席での開催となりました。

PRESENTでは、毎回レポートを作成しておりますので、宜しければ最後までご覧ください。多くの介護に志ある人へ、学びを共有できますように。

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“「厚労省室長」というキャリアを捨てての再挑戦”

僕は半年前まで、厚生労働省で介護の福祉人材確保対策の室長をしておりました。いわゆる官僚という世界は、22歳か23歳で就職してから、係長、課長補佐、課長室長、局長とキャリアを積んでいきますが、室長くらいのレベル、すなわち、やっと若いときにこき使われたのを取り戻すポジションになってから辞める人は、ほとんどいません。

ただ、私は一念発起して、半年前に厚生労働省を離れ、アクセンチュアという会社に来ました。1万回くらい聞かれているので、先にその理由を簡単ですがお伝えします。介護のこと、介護人材のことを仕事にしていて、介護は大事な仕事であり、まだまだ進化の余地があると強く感じていました。生産性が低いとか、仕事の仕方が古いとか、そう言われていた介護業界を進化させるため、国家に与えられた仕事だけじゃなくて、未来へ自由に切り開きたいという思いからの再挑戦でした。今は、ITとテクノロジーに強いアクセンチュアという会社で介護とヘルスケアの部門の統括リーダーとして働いています。

 

“人材不足の実証/キャリアパスの提示/外国人労働者受け入れ”

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介護人材にかかる需給推計結果と「総合的な確保方策」(イメージ):厚労省報道発表資料より

厚生労働省で2年間、介護人材について主に3つのことを主に取り組みました。1つ目は、介護人材は「足りない」ということの実証です。私が着任する2年前までは、厚生労働省は介護人材について「足りる」と言ってきたのです。それに対し、現実には足りないでしょうということを見える化するため、介護人材の需給を初めて試算しました。今のままでは、2025年で、37.7万人必要だというのを、初めて数字として出しました。

2つ目は、介護職に富士山型の人材体系を作るということを提案し、世の中に提示しました。みんなが同じキャリアと役割の介護人材として働くのではなく、希望する人は、ずっとスキルを上げる、そのための研修システム、賃金体系のモデルを提示しました。

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第4回社会保障審議会福祉部会福祉人材確保専門委員会 資料

3つ目は、外国人労働者の受け入れの在り方に道筋をつけました。僕が着任するまで、厚生労働省は外国人の介護職への従事について絶対反対の姿勢でした。僕はそこで、ちゃんとした外国人なら加わってもいいだろうと、方針を変えました。具体的には、介護福祉士の在留資格の創設、技能実習をして受け入れる場合の条件づけなどを行いました。

 

“「介護」は人間の仕事である”

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僕の介護に対する考え方をお伝えします。まず、介護は「人間」の仕事だと思います。今日では、ICTとか人工知能、ロボットなどがどんどん進んでいますが、介護はどんなにテクノロジーが進歩しても、絶対に人間が最後までやり続ける仕事だろうと思います。

2つ目は、介護は「日本」の仕事だと思っています。外国人受け入れがどうという話ではなくて、日本人は介護に重要な素質(ホスピタリティ、きめ細やかさ、センシティビティ、敏感さ…)を強く持っていると感じます。日本で介護を確立して、世界に出していく、みたいなことを目指すべきです。

3つ目は、介護は「未来」の仕事であり、変化が大きい仕事だと思います。これからの10年を考えても、介護サービスの規模は倍くらいになるとマクロ的な視点から言われています。それに従って、介護のあり方も変わっていく、そんな世界を皆さんと作っていきたいです。

 

“介護・医療の世界でテクノロジーをどう使うのか”

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これは、僕が介護・医療の世界でテクノロジーをどう使うかを考えるために、課題と解決策を一枚の絵にして考えたものです。(レポートには著作権の都合上記載していません)

介護施設などのプロバイダー、ケアワーカーなどの従事者、家族、高齢者、自治体(保険者)のそれぞれの課題を個々の課題、連携情報共有に関する課題という観点で記載しています。

■個々の課題

  • 当事者(高齢者):孤独感・人との接点不足、自宅内での活動や外出が身体的に困難
  • 従事者:物理的な負荷が高い、文書処理の負荷が高い、専門性が蓄積しにくい、スキルや成果に応じた報酬がない
  • プロバイダー(介護施設):小規模が多く、キャパシティー(処理能力)不足、魅力のつきにくい就労環境、組織変革が難しい
  • 自治体(保険者):給付管理(介護保険で必要なサービスを給付として支払う管理)、新総合事業への対応(自治体中心として介護予防などに取り組むこと)

■横断した問題

  • 高齢者/従事者:現状把握は実際に対面でないと難しいが、常時監視にはリソース不足、自分に合った相手(介護者)をどう見つけるか
  • 施設間/業種間:情報共有・連携における価値観の相違
  • 自治体/プロバイダー:介護保険給付の請求・支払いのみのやり取りになっている、サービスの質を評価できない

これらの問題を、テクノロジーを使い解決していきたいと考えています。具体的には次の通りです。

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高齢者

課題;(身体機能の低下)社会的孤立、生きがいの喪失、認知症

解決策;転倒防止の電気センサー

手すり付きベッド導入(Ex.広島市立大学)

手すり付きベッドとは、高齢者がベッドの手すりに触れたことを検知することで、起き上がろうということがわかる仕組みです。介護者や家族の方が気づき、補助することで転倒を未然に防止することができます。ドア、トイレ、家の中にセンサーがあり、異変を感知すると登録された家族の方々の連絡先に通報する、というものです。

移動

課題;高齢者・医者・移動弱者へのアプローチ。移動の手段が少なく、限られる。

解決策;自動運転車、もしくは近くで移動しているほかの住民の方とニーズをマッチングし近くまで運ぶというサービス。

ニーズとリソースのマッチングをITで実現するという例です。シェアリングエコノミーの発想ですね。技術的にも、自動運転車は今後増えると思います。15年くらいで、自家用車を持つ人が世の中からいなくなって、街で走っている車をみんなでシェアする、そんな時代が来るのではないかとも言われています。

家族と従事者の情報共有

課題;状況確認のための自宅への訪問や、施設でも状態確認に時間と手間がかかる。

解決策;緊急対応時予測(いつ緊急対応が必要なのかわからないのでその負担を減らそうという考え方)

緊急対応時マッチング

(緊急時に同じ人が毎回駆けつけるのは難しいため、対応可能な人を配置する)

上記緊急対応時予測の例としては、次回のPRESENTでも紹介予定の、排尿・排泄感知システム:トリプル・ダブリュー・ジャパンの開発した、おなかにパッチを張って排泄感知するDFreeというものが既に開発されていて、今アクセンチュアと共同で実証実験中です。事前に排泄を感知し、トイレまで連れていくことで自力の排泄ができるというものです。

ちょっと話がずれますが、デバイス関連の例として、手振れを吸収するスプーンとか、薬の飲み忘れを見える化するものもあります。3回ちゃんと飲むとマークが笑顔に変わるとかですね。認知症のスクリーニングとかができる人工知能も、今後できてくるかもしれません。

要介護者と従事者

課題;要介護者に対して、介護従事者が足りない

解決策;地域住民と要介護者の直接マッチング

これも、シェアリングエコノミーの考え方ですね。要介護者のニーズに対して、地域住民のリソースを直接マッチングするという発想です。現行の介護保険上は、要介護者と従事者のマッチングは基本的にあまりしない前提です。介護保険の中でできるかというとまだ制度上の制約もありますが、介護外の部分で、地域住民とその介護者の方のニーズに応じてマッチングするということは起こり得ると思います。

既に子育て世代にはそういったサービスが存在します。後で詳しく述べますが、横浜の「AsMama」という、地域のお子さんを持つお母さんたちと地域の子育てをサポートしたい人たちがネット上でマッチングして、今空いている人、手伝える人をマッチングするものです。

医者と要介護者

課題;診察のために毎回訪問診療をするには時間と手間がかかる

解決策;ITを使った遠隔診断。軽度の体調不良などの時に遠隔相談できる

身の回りの困りごとについてもカウンセラーとマッチング、相談に乗る

介護従事者

課題;介護施設の従事者について労働の負担が重い(記録、資材の運搬など)

解決策;

・眼鏡型デバイス(グーグルグラスのような)による会話の記録

・ロボットアシストウォーカーによる状態把握

・プロファウンドによる移動。

眼鏡型デバイスは、その名の通り眼鏡のような機械を身に着け、目で見た情報、データを自動で電子カルテに送信することで記録にかかる事務作業を軽減するというものです。

ロボットアシストウォーカーは、高齢者がある通信機器をもって歩くことで、位置情報、状況(正常歩行か転倒なのか)をワーカー側が把握できるというものです。

プロファウンドというのは、単身の歩行困難な高齢者の方々のための足漕ぎ用車いすです。心身機能が低下した高齢者でも自分で動けるものです。

他職種の連携

課題;情報連携が紙ベースのため時間・手間がかかる。情報が点在し記録方法もバラバラ。

解決策;インターネット上でのデータ集約。

様々なデータをインターネット上で集約して、いつでもどこからでも内容を共有できる仕組みです。医療から介護、住宅まで情報を共有できるようになります。個々の事業所は規模が小さいことが多いので、24時間の緊急対応を実現するためにも、共有を進めていくことが重要だと考えています。

事例もあります。名古屋市の医師会では、連携して緊急対応を行うことで、個々の事業所・医療機関の負担を減らしています。また、情報を共有することで、この患者に対しては何か起こった時、最初はこういう応急の仕方をするべきということも把握することできます。

事業所と自治体

課題 ;情報連携が診療報酬請求や定期的な報告のみに限られている

解決策;行政・自治体でのデータ分析による活用

各事業所や自治体で得られるデータを集約し、それを分析することで、地域の特色や、要介護者の特色、有効なケアの分析、認知症の方の徘徊ルートなど様々なことがわかります。そういった情報プラットフォームを一緒に作っていったらいいと思います。

自治体の担当者

課題;介護報酬などの変更が多く、変更に対応するだけで業務が追いつかない

解決策;行政システム導入による業務効率化を行い、有効な協力の仕組みを作る。

自治体や行政の担当者とお話ししていると、制度改正の資料を理解するだけで大変、どんどん仕事も増えるし、どうやっていいのかわからないという悩みをお聞きします。これらをシステム導入により業務の効率化を行い、もっと前向きな業務にその時間を充てていただきたい。

前向きなことというのは、今、厚労省では地域包括ケア見える化システムを作っていこうとしていますが、これは介護だけじゃなく、医療、住まい、地域の情報を合わせて、実際の中の情報を集約したら色々わかるのではないか、という考えです。高齢者がどういうところで活動しているのか、どういう場合に自立度が上がったり下がったりしているのか、などを行政と地域と一緒になって分析を進めていくということも今後進むと思います。

 

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以上が具体的なご説明でしたが、僕が厚労省やアクセンチュアで取り組んでいるだけの話ではありません。国としてもかなり大きな動きとして支援しています。

今、厚労省では、「介護のシゴト魅力向上検討会」というのを立ち上げて、介護現場のロボットの活用やICTの活用をどんどん進めようとしています。また、地域ごとの柔軟なサービスや予防のサービスも強く支援していて、認知症を早めに予防・自立促進しようとしています。お金としても、昨年度の補正予算で50億円ほどはICRの関係で予算を付けており、今後も発展させようとしています。

また、介護の海外輸出の話も結構出てきています。僕が人材室長だった時にいろんな政治家と話しましたが、日本の介護を世界に打ち出すべき、という話は結構盛り上がっていました。日本はテクノロジーも強いので、介護の現場のケアレベル、ケアの技術、と、テクノロジー、システム、介護保険の仕組み、ノウハウをひとまとめにパッケージングして、途上国や東南アジアを中心に輸出するという議論です。

今申し上げたような取り組みが進めば、色々な問題が解決され、介護の世界がどんどんスマートに、それぞれのプレイヤーの方も強くなってくると思います。そのために、デジタル、ITの力をうまく使っていきましょうということをもう一度申し上げたいと思います。

後半は最新のIT・テクノロジーの進化から見る、これからの介護の進化の可能性に迫っていきたいと思います。

(文:江原里沙 写真:近藤浩紀)

Present_11 山崎亮 コミュニティデザインから学ぶ。 地域を巻き込む”参加”のチカラ

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PRESENT_11 山崎亮
コミュニティデザインから学ぶ。地域を巻き込む”参加”のチカラ
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これからの地域福祉を語るうえで外せない 地域包括ケアシステム。
福祉の世界はもちろん、 これから先はきっとすべての分野で “地域を巻き込む力”が必要になってきます。

「自分たちの活動を地域住民に知ってほしい。 地域住民の方々にも参加してほしい」

そんな想いを抱いて呼びかけや案内を出しても、 回を重ねるうちに参加してもらえなくなってしまう…。

そんな声をよく聞きます。

どうしたら参加し続けてもらえるのか? どうしたら楽しみ続けてもらえるのか?

この疑問に対する一つの答えが、

“コミュニティデザイン”

すなわち、住民たちがまちづくりのプロセスに 自力で楽しさを見つけられるようにしていくこと なのかも知れません。

そのためには “住民の参加”が必要不可欠であると 今回のゲスト、コミュニティデザイナーの 山崎亮さんは語ります。

すでに生き生きと住民が活躍する、 地域での実践例があります。

PRESENT_11では、 地域福祉の未来のために不可欠な”住民参加”について

参加する動機となりうる「楽しさ」はどうデザインするのか? そもそも住民が参加することで何が生まれるのか?

実践例を交え、迫っていきたいと思います。

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■ゲストプロフィール
山崎亮[やまざき りょう]

studio-L代表。東北芸術工科大学教授(コミュニティデザイン学科長)。慶応義塾大学特別招聘教授。
1973年愛知県生まれ。大阪府立大学大学院および東京大学大学院修了。博士(工学)。建築・ランドスケープ設計事務所を経て、2005年にstudio-Lを設立。地域の課題を地域に住む人たちが解決するためのコミュニティデザインに携わる。まちづくりのワークショップ、住民参加型の総合計画づくり、市民参加型のパークマネジメントなどに関するプロジェクトが多い。「海士町総合振興計画」「studio-L伊賀事務所」「しまのわ2014」でグッドデザイン賞、「親子健康手帳」でキッズデザイン賞などを受賞。
著書に『コミュニティデザイン(学芸出版社:不動産協会賞受賞)』『コミュニティデザインの時代(中公新書)』『ソーシャルデザイン・アトラス(鹿島出版会)』『ふるさとを元気にする仕事(ちくまプリマー新書)』『コミュニティデザインの源流(太田出版)』などがある。

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【詳細】
日時:2017年2月18日(土) 18:30〜21:30(開場18:00)
会場:サイボウズ株式会社 オフィス
住所:東京都中央区日本橋2-7-1 東京日本橋タワー 27階
参加費:4,000円
飲食:軽食・飲み物あり!
定員:90名

お申し込みはこちら:http://present11.peatix.com/
※本申込みは上記リンクよりお願い致します。定員に達した場合は事前申込みを優先させて頂きますので、参加を希望される場合はお手数ですがお申し込み手続き頂きますようお願い致します。

★[シフト制のみなさま!]
1月末まで2月のシフト分かりません!!!って方は、【1月末】までにキャンセルのご連絡頂けましたら返金対応させて頂きますので、参加したいと思って頂いている方はお席の確保をお願い致します。

※但し、以下の場合は返金手数料としてキャンセル1件につき500円の手数料が発生しますので、ご注意下さい!
(1)クレジットカード払いにて支払日から50日以上経過している場合
(2)コンビニ・ATM払いでチケットを購入した場合
http://help.peatix.com/customer/portal/articles/151985
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【PRESENTについて】
2025年に向け、私たちは何を学び、どんな力を身につけ、どんな姿で迎えたいか。そんな問いから生まれた”欲張りな学びの場”「PRESENT」。「live in the present(今を生きる)」という私たちの意志のもと、私たちが私たちなりに日本の未来を考え、学びたいテーマをもとに素敵な講師をお招きし、一緒に考え対話し繋がるご褒美(プレゼント)のような学びの場です。

【special thanks!】
会場協賛 サイボウズ株式会社様

PRESENT_09 排泄ケアを問い直す!

PRESENT_09 中西敦士

排泄ケアを問い直す!テクノロジーが生み出す介護の次なるスタンダード

“シモの世話” をされるって、どんな気持ちなんだろう。
排泄したいという感覚を 自分で把握できなくなったら、
排泄するかどうか、排泄したかどうか、を確認される状況になったら。
私たちは、誰の世話になるんだろう。
医師、ナース、介護士、リハビリ。
ひと一人の ”シモの世話” に関わる専門職が想像以上に多いということを
知っている人は、案外少ないのかも知れません。
誰かに排泄を世話してもらうとき、
人が当然感じる「恥ずかしい」「申し訳ない」という感情。
こうしたセンシティブな問題に対する答えのひとつが、
英語で「おむつ要らず(diaper free)」という意味を持つ
排泄予知デバイス、「DFree」。
超音波の技術を用いて体内の便の動きを観察し、
スマートフォン専用アプリで排泄のタイミングを通知してくれます。
思うように排泄ができないことで、外出やオシャレ、
積極的なコミュニケーションをあきらめている人が驚くほど多くいます。
DFreeは、単なる排泄予知による介護現場の業務効率化にとどまらず、
排泄介助が必要な人でも、日常を楽しめる可能性を秘めています。
09では、トリプル・ダブリュー代表・オーガナイザーの中西敦士氏を招き、
なぜこの問題に取り組んだのかという創業秘話や、DFreeがもたらす価値、
そして排泄ケアの “本質とは何か” についてお伺いしていきたいと思います。

■ゲストプロフィール
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中西 敦士
トリプル・ダブリュー・ジャパン株式会社 CEO
1983年生まれ。大学卒業後、 医療分野も含む新規事業立ち上げコンサルティングファームに従事。その後、青年海外協力隊に参加。2013年よりUCバークレー校でビジネスを学び、2014年、サンフランシスコにてTriple Wを設立

【詳細】
日時:2016年10月21日(金) 18:30〜(開場18:00)
会場:神楽坂Human Capital Studio
住所:東京都新宿区下宮比町2-12
※JR 「飯田橋駅」東口より徒歩5分
東京メトロ 有楽町線・南北線・東西線「飯田橋」駅 B1出口より徒歩3分
参加費:4,000円
   ※ご入金手続き後の返金は出来かねますのでご了承下さい。
飲食:軽食・飲み物あり!
定員:80名
参加対象:職種、年齢制限などは一切ございません。どなたでもご参加下さい。
その他:軽食・飲み物のご用意がございます。

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